プロのバスドライバーが教える、マイクロバス運転のコツ!

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運転のコツ

運転のコツ
大手レンタカー屋さんでも扱っていて、バス運転手でなくても運転が可能な「マイクロバス」。
普段マイクロバスを運転している方ならともかく、マイクロバスの運転に慣れていない人が突然運転する場合は不安や戸惑いも大きいと思います。

そんなマイクロバスの運転初心者さんに向けて、当社でお世話になっているバス会社「えびす交通」の運転手さんにマイクロバスの運転のコツや気をつけなくてはいけない事をうかがってみました!

マイクロバスの運転に必要な免許は?

まずは、「自分にマイクロバスの運転資格があるか?」ということを確認しましょう。

マイクロバスとは、車両総重量8t未満、最大積載5t未満の車体で、乗車定員が11~29人である小型のバスのことを指します。
■関連コンテンツ:マイクロバスの装備や仕様を確認しよう。

マイクロバスは普通免許で運転できる?の記事でも特集しましたが、普通免許ではマイクロバスの運転はできません
ただ、2007年の法改正によって普通免許から中型8t限定免許となった人もいるので、「マイクロバスの運転もできるんじゃ…?」と、中型免許でどこまでの車を運転できるか混乱される方もいらっしゃるかもしれませんね。

運転免許証
マイクロバスの運転には中型免許(8t限定解除)、もしくは大型免許が必要です。
中型8t限定免許の乗車定員は10人以下と定められているため、中型8t限定免許ではマイクロバスを運転することはできません。
中型8t限定免許をお持ちの方がマイクロバスを自分で運転したい場合は、教習所などで講習や試験を受けて8t限定を解除する必要があります。

ともあれ、中型免許(8t限定解除)か、大型免許さえ取得していれば、マイクロバスの運転資格がある、ということですね。
免許の他に、何か特別な許可や資格をとらなくちゃいけない、ということはありません。

緑ナンバーのマイクロバス

ただし、レンタカーのマイクロバスや自分で持っている「白ナンバーのマイクロバス」で乗客から乗車料金をもらって運転する場合には、運輸局の許可が必要です。

マイクロバスのナンバープレートについて詳しくはこちら
マイクロバスを自分で運転するときに知っておきたい、白ナンバーのこと。

マイクロバス運転のコツ!

特に気をつけたい、マイクロバスの運転のポイントを3つの視点でまとめました。

まずは安全運転の基本をしっかり心に刻んで!

マイクロバスの運転きだけでなく自動車の運転全般に言えることですが、自動車事故が起こる原因のほとんどはこれら3つ。

  1. 確認不足
  2. スピードの出しすぎ
  3. 適正な車間距離がとれていない

車体の大きいマイクロバスの場合、事故があったときの大きさも普通車以上であることが予想されます。

普段運転には慣れているという方も初心に戻ってマイクロバスの運転にあたりましょう。
いつも以上に、車線変更、右折左折、細い道の通行などするときには、しっかりとミラーで確認することや、車間距離・制限速度に十分に気を配りながら運転することが大切です。

どんなに自分が注意していても事故が起こってしまうこともありますが、車間距離やスピードに気を配っていれば事故を小さく済ませる可能性は高まります。
目的地までにかかる時間は余裕をもってとるようにして、落ち着いて慎重に運転することをまず大切にしてください。

車体の大きなマイクロバスには内輪差が生まれる

乗用車とマイクロバスとで運転していて一番違いを感じるのが、車幅と車体の長さ。
トヨタの人気乗用車「プリウス」と「ハイエース」、新型マイクロバス「コースター」で比較してみました。

車種 全長 車幅 車高
プリウス 4.5m 1.7m 1.5m
ハイエース バン 4.7m 1.7m 1.9m
コースターEX(マイクロバス) 6.9m 2.0m 2.6m

乗用車とマイクロバスを比較すると、車の長さに約2mも差があるのがわかりますね!
特にカーブした時に前輪の軌道と後輪の軌道の間に生じる「内輪差」には注意が必要です。
マイクロバスの内輪差は、乗用車よりも大きいということを理解していないと、事故の危険性が高まります。

また、左側に塀などがあって壁ギリギリに寄った状態で右にハンドルを大きく切った場合など車体の後ろが壁にあたってガリガリ…といった感じで傷つけてしまうことも。
マイクロバスを運転するときは、左折もしくは右折するときに後輪がどういった軌道を通るのか想定しながら運転することが大切です。

また、トラックでよく起こる事故に左折するときに左側のバイクや歩行者にあたってしまう「巻き込み事故」があります。
乗用車に比べ車高が高く車幅の大きいマイクロバスも巻き込み事故を起こす可能性があります。

マイクロバスを運転しているときは、バックミラーや左のミラーで必ずまわりを確認してからゆっくりハンドルを切るようにしましょう。

マイクロバスの運転速度は一定に

たくさんの人を乗せて走行するバスの運転では、速度にも十分に気をつけたいところ。
普通自動車に比べハンドルを切るときの横ゆれも激しくなるので、荒い運転をしていると乗っている人たちが気分が悪くなってしまう可能性があります。

スピードメーターを見ながら、なるべく一定の速度で走るように心がけ、急ブレーキや急発進も極力避けるようにしましょう。

道路標識
運転速度はまず一般道は道路標識に従うことが大切。
スピードの出しすぎは言うまでもありませんが、速度をおとしすぎてもまわりの車の迷惑になります。
まめに道路標識を確認して法定速度を守りましょう。

高速道路も法廷速度を守ることが大事。高速道路の最高速は時速100kmですが、まわりの車は平気で時速120~130kmを出してくることが多いです。
マイクロバスを自分で運転する時は、そういったまわちの運転に惑わされず、必ず法定速度で運転しましょう。

また、車幅や車体の長さなど大きさを自覚して、標識や道路状況をまめに確認することも大切です。
例えば道路標識や店の軒や庭木が出っ張っているところなど、普通自動車ではスムーズに通行できてもマイクロバスだとぶつかってしまうケースも多々あります。
行く先に何があるか、早めに確認するようにしましょう。

マイクロバスの運転が上手になるには?

「えびす交通」運転手さんに、マイクロバスの運転が上手になるためには何が必要なのかを聞いてみました。

答えは「常に考えながら運転すること」。

道を曲がる時もどこでハンドルを切るのがベストか、この交差点ではどんな危険な可能性があるのか、常に考えながら運転します。
すると、次に運転するときにはさらにスムーズに運転できるようになります。
こうした毎日の積み重ねで運転は上手になっていくものなのですね。

また、運転には「慣れ」も大切です。
普通自動車で免許をとったばかりの時に、右折のタイミングやバックで駐車場に入れる感覚がつかめないということで苦労しませんでしたか?
それでもいつの間にか自然に運転できるようになったことでしょう。

運転の練習
プロのバスドライバーさんが一人前になるためにも、先輩指導員のもと1~2ヶ月一緒に運転して、練習をしてから初めて一人で路上に出るそうです。
車幅感覚や車体の運転技術は頭で覚えるものではなく、むしろ体で覚える部分が大きく、なかなか一朝一夕で身につくものではないのです。

それを考えると、普段マイクロバスを運転していない人がレンタカー屋さんでマイクロバスを借りて運転すること自体、ちょっと無理があるかもしれません…。
マイクロバスを運転する時は、自分の運転経験と照らし合わせて慎重に判断してくださいね。

自分でマイクロバスの運転は難しいかも…と思ったら

ここまで読んで「やはり自分で運転するのは無理かな?」と感じた人に、マイクロバスに乗る2つの方法を紹介しましょう!

1. バスの運転手派遣を利用する

マイクロバスをレンタカー屋で借りて出かけたいけれど、中型免許(8t限定解除)を持っている人がいない、もしくは運転に自信がないという場合は、運転手さんだけを1日派遣してもらうという方法もあります。

派遣していただく場合にかかる費用としては、「運転手代」+「運転手が集合場所まで向かう交通費」。
派遣料金は会社によって異なります。

派遣料金目安として運転手派遣サービスを行っている「運転手ドットコム」に運転手さんを1日派遣してもらった場合の料金をうかがってみました。
日帰り旅行に行くことを想定して、8時から17時の9時間で依頼した場合、料金は29,500円と約3万弱くらいだとのこと。

こちらの料金に、マイクロバスのレンタル料金やその他の雑費(ガソリン代・駐車場代・高速代)がのった金額がかかってくることになります。
自分でマイクロバスを運転するより費用的にだいぶかさんでしまいそうですが、運転手さんに運転をお願いできるのは便利ですね。

2. 運転手付きでマイクロバスを借りる

マイクロバスを借りられるレンタカー屋さんが近くにない方は、運転手つきでマイクロバスを貸切りましょう!
行き先や人数、日にち等を最初に決めておく必要はありますが、集合場所や時間などは自由に設定することが可能です。

マイクロバスを借りられるレンタカー屋さんはとても少なく、仮に行くまでの交通費や手間がかかりますが、運転手付きマイクロバスなら自宅までプロドライバーがお迎えに来てくれます。
運転手代は、マイクロバスの貸切料金に含まれていますのでご安心を♪

マイクロバスの貸切をお考えの方は、まずは当社の無料見積もりフォームからお気軽にお問合せください。

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