うちの前までマイクロバスの送迎可能?バスの道路幅を徹底調査

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
マイクロバスが通れる道路幅

マイクロバスが通れる道路幅
冠婚葬祭の送迎や、短い距離の移動、駅や空港の送迎など様々な用途で使用でき、なおかつ経済的でリーズナブルということで人気のあるマイクロバス。

そこで事務局に寄せられるよくある質問が、
「足の悪い高齢者の方がいるから、家の前まで迎えに来てほしい」
「小さい子どもがいるので、家の前までバス来れませんか?」 といったもの。

しかし、必ずしも希望通りの場所までマイクロバスで送迎ができるとは限りません。
というのも、マイクロバスが通れるだけの道路幅があるか、短時間でも駐停車できるのかを確認しなければならないからです。
実際にマイクロバスの停車が可能かどうかは、グーグルマップのストリートビューなどを見て、バス会社さんと相談しながら判断をします。

そもそも、マイクロバスが通行できる道路幅というのは法律などで決められているのでしょうか?
どのぐらいなら通行可能なのでしょうか?

今回はその道路幅について調べてみました!

マイクロバスが通行可能な道路幅は法律で決まっていない!?

自動車教習所のインストラクターの方にお話を伺ったところ、道路交通法では自動車が通れる道幅に関する規定は無いということでした。
ですが、規定されていなくても市町村区によっては“条令”として定められているところはあり、その場所には“必ず”標識が立っているそうです。

例えば、こんな標識があります。
道路標識

道路幅が条令で定められていない場所はマイクロバスも通行可能?

マイクロバスはもちろん、たとえ大型トラックや大型バスであっても、通行を制限する道路標識が無ければ通行できます。

だがしかし!
どんな車でも通行していいとはいえ、その車両が入ることができる道路幅がなければなりません。

マイクロバスの大きさは以下の通り、

  • 全長:7m
  • 車高:2.6m
  • 車幅:2.1m

となっています。

イメージしやすいように、世田谷区某所にある住宅街で道幅を実際に測ってみました。

世田谷某所の車幅

道の途中にある電柱を含めた道幅は、2.7mでした。
この幅だとマイクロバスがちょうどぴったり納まる感じで、人の乗り降りが厳しいですね。

大人がひとり通れる幅としては、最低でも約50㎝、物を持って通ることを考えると80㎝ぐらいは必要といわれています。
マイクロバスバスを停めた状態で、その脇を通行人が通り抜けるだけのスペース、さらに荷物をもって人が乗り降りできるスペースを確保するとなると、大人2人分は欲しいところです。

つまりマイクロバスが通行可能で、一時的に停車して人が乗り降りするなら【マイクロバス車幅2.1m+0.8×2=3.7m】はないと厳しいということになります。

マイクロバスが通れる道路幅

マイクロバス送迎は駐停車禁止の標識を要チェック!

また、バスに限らず道路で車を駐車する場合は、車両の右側の道路に3.5m以上の余地がなければいけないと決められています。
標識により駐車余地が指定されているときや、その余地がとれない場所では車(バス)を駐車をしてはいけません。
しかし、荷物の積み下ろしのみの停車で運転手がすぐに運転できるときや、傷病者の救護のためやむを得ないときは例外として扱われます。

駐車、停車に関する規制標識はこれ。

駐停車禁止、駐車禁止の標識

駐停車禁止、駐車禁止の標識

この写真の場合、7時から8時と17時から19時は、駐車も停車も禁止。
さらに下に車の駐車を禁止する規制標識もつけられており、指定された時間外であっても駐車は禁止されています。
しかし、「人の乗降を除く」「日曜・休日を除く」という補助標識がありますので、基本的に停車はしてはいけないのですが、人の迎えなど乗り降りするのはOKということです。

これだけ複数の標識があると、解読するのが大変です…。

世田谷区某所の道路

世田谷区某所の道路

このバス停には自動車教習所の送迎バス(マイクロバス)が停まります。
見たところ、バスが停まっているときに他の車両がその脇を充分通れるくらいの道幅のようです。

このバス停の向かい側は大学のキャンパスで、学生が他のキャンパスに移動するための大型送迎バスも通行しています。
つまり、マイクロバスだけではなく、大型バスも十分通行可能な道幅のある道路ということですね。

マイクロバスの送迎について、バス会社さんにも聞いてみました!

マイクロバスなど大きな車の進入禁止ではない道路で、バスが通れるだけの道路幅があればご自宅の前までお迎えに来てくれるところが多いようです。
ただし、その道路の先が行き止まりだったり、バスがUターンできるスペースがないときはお断りする場合がありますとのこと。

バスが入れる道路幅であるということだけではなく、安全でスムーズに通行・方向転換ができるかということも確認しないといけません。
どんなにプロのドライバーさんであっても、バスの幅ギリギリの狭い道路を通り抜けたり、バックで出たりするのは非常に厳しいのでご協力をお願いします。

人通りが多い場所でマイクロバスの送迎をお願いしたい場合はどうしたらいいの?

以前、マイクロバスをチャーターしてバス旅行を楽しんだことがあります。
そのとき、人通りの多い商店街の中にあるお店の前から出発しました。
この商店街は、朝と夕方はスクールゾーンになっており、時間帯によって車が通り抜けることができないところでした。
バスを利用したのは土曜日だったので、あらかじめ管轄の警察署に電話して道路上にマイクロバスを駐停車するための許可が必要かどうかを聞きました。

スクールゾーンで時間帯によっては車両通行が禁止されている

スクールゾーンで時間帯によっては車両通行が禁止されている

警察署の方からは、土曜日はスクールゾーンになってないので、標識でバスが侵入禁止になっていなければ、大丈夫ですとの回答をもらいました。
グーグルマップのストリートビューでチェックしたところ、特に標識はなくバス進入禁止ではありませんでした。

このことを警察署に伝えたところ、マイクロバスが駐停車して、脇を車が追い越して通行できる道幅であればバスを停めて乗降OK。
ただし、乗降時間はできるだけ短時間(1~2分)に完了できるようにお願いしますとのこと。

マイクロバスの乗降場所として、駐車場などのバスが待機できる場所を確保できるのなら構いませんが、そうでないときには乗降時間をできるだけ短くするために、集合時間をバス到着時刻の10~15分前にして、バスがきたらすぐに乗りこめるようにしておくと良いでしょう。

まとめ

自宅前までマイクロバスの送迎が可能か判断するポイント

  • 自宅前の道路幅にマイクロバス停まったとき、最低でも1.6m(バスを含めて3.7m)の余地があるかどうかチェック
  • 人通りや車通りがある場所の場合は、乗降時間を短時間(1~2分)にとどめること
  • 条令、標識などでバスの通行、進入が可能な場所なのかどうか確認する

たとえ道路幅が広くても、交通量の多い環状線道路や、駅前など交通の妨げになるような場所では駐停車できませんので注意しましょう。

人の通行や交通の妨げにならないこと。
バスの安全な通行に支障がないよう、協力したいものですね!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

全国200社以上のバス会社から
希望に合うバス会社をご紹介!

運転手付きマイクロバス 無料一括見積り