マイクロバスの新型「コースター」の乗り心地は予想以上だった!

新型トヨタコースター
トヨタのマイクロバス「COASTER(コースター)」が、なんと24年ぶりにフルモデルチェンジしました。
2016年12月22日(木)新しくなったコースターのお披露目会、乗り心地を体験できる試乗会が開催されたので、取材に行ってきました~!

マイクロバスの新車を購入しようかな?と思っている方も、
マイクロバスを貸切バスで借りようかな、と思ってる方も、
ちょっと長い時間移動するから、マイクロバスの乗り心地が不安という方も!

バスマニア初心者の編集部Mが、車にそんなに詳しくない方向けに、新型トヨタコースターの魅力とマイクロバスの乗り心地をわかりやすく紹介していきます!
ぜひご覧くださいね。

トヨタのマイクロバス「コースター」のフルモデルチェンジって?

車にぜんぜん詳しくない方でも、タクシーでおなじみの「クラウン」、男性人気の高い「ヴェルファイア」、ハイブリッドカー「プリウス」などトヨタ車の名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

そのトヨタさん、マイクロバスも有名なんです。
トヨタのマイクロバス「コースター」は1963年に登場して以来50年以上、日本や海外の人々の送迎を主とした「お仕事の車」として乗り継がれている車です。
旅館やホテルの送迎バスから、かわいいラッピングをした幼稚園バスも実はこのトヨタのマイクロバスだったりするんですよー!

そしてこの度、フルモデルチェンジとして、デザイン・安全整備・快適性向上など大幅なアップグレードを果たした、というわけなんです!
なんどフルモデルチェンジは24年ぶり!

24年前といえばバルセロナ五輪が開催され、東海道新幹線「のぞみ」の開業、サザンオールスターズ「涙のキッス」や米米CLUB「君がいるだけで」が流行した年…
ああ、なんだか懐かしい…ずいぶん昔のことのように感じる……(といっても編集部Mは当時1歳でした~)。

「なんで24年もフルモデルチェンジしなかったんだ!」
と、思ってしまいますが、コースターは登場以来何度もモデルチェンジを繰り替えして、より快適に、安全に乗れるよう改良されてきました。
やはり商用車であるマイクロバスよりも、乗用車の方がニーズが多いため、なかなか「フル」で進化するのには時間がかかった、という事情もあったみたいです。

旧型マイクロバスコースターとの違い

さて、いったい何が変わったんでしょうか?
発表資料をまとめると、このようなポイントがすごいらしい。

  • ボディの高剛性化、安全整備の充実
  • 「Function&Hospitality」
  • 「Mordern&Tough」
  • 快適な乗り心地

「かっこいい!でも意味がわからない!乗り心地がいいのはわかった!!」

って思った方、文字を見ただけではすごいのかどうかもわからないですよね。。
ということで、バスや車の初心者さん向けに「新型マイクロバス(コースター)に乗るとしたらどう変わるの?」という点でかみ砕いて紹介していきます。

より安全に乗れるようになった!

バスの骨組みに、屋根部分・側面・床部分を繋いで一体化した「環状骨格」を取り入れました。
さらに、ボディには強度の高い「高張力剛板」を使用して、世界的な安全評価基準(ECE基準R-66:ロールオーバー)を上回るほどの安全性を確保しています。

転覆検証の実験では、バスが横転しても壊れないほど硬くて強いということが立証されていました…!

もちろん座席には3点式のシートベルト(補助席は2点式)が付いています。

車内空間が広々、快適になった!

室内の高さが60mm高くなり、窓側には肘を置けるスペースが付きました(約40mm外側へ拡大)。

そして、実際に乗車してみて「あ!違う!」と思ったのは、窓の大きさ。
窓の上下高が50mm拡大したことで、車内の解放感が以前のマイクロバスとは全然違いました…!
しかも、窓はUVカットガラス
夏はバスの中でも日焼けしちゃうので、肌に気を遣う女性にはありがたい機能です…!!

マイクロバスの座席の上には荷物棚が付いていますが、旧型に比べるとその収納性も向上。
天井面と荷物棚の間の高さが60mm拡大したことで、2泊3日程度の荷物を入れるような中型スポーツバッグもすっぽり収納が可能に!
マイクロバスといえば荷物が乗らないのが基本なので今までは膝に抱えて乗車していましたが、荷物棚の収納性が上がったことで乗車中のわずらわしさからの解放されそうですね。

バスの外装デザインがモダンになった!

「Mordern&Tough」がテーマの新型コースターの外装。
バスの上部で「モダン」を表現したんだとか。

「どこらへんが変わったの……?」
と、ちょっとよく見ないとわかりません。
実は、天井と側面の境目を面取りがされてます。
ちょっと丸みを帯びたやさしい雰囲気になってる気がします…。

バスの下部分では「タフ」さを表現。
こちらは上部に比べると、スクエアなフォルム。
これはわかりやすい。なんだか頑丈で強そう~!

旧型コースターの外装

旧型コースター。全体的に丸っこい。

新型コースターの外装

新型コースター。丸みとスクエアの組み合わさったデザイン。

パッと見では工夫がわからないかもしれませんが、実はこだわりぬいたデザイン。
個人的な感想ですが、旧型と見比べるとちょっと「観光バスっぽくなった」気がします…!

乗り心地が良くなった!

座席は低反発クッションシートを採用しているため、フィット感が向上。
「横滑り防止装置(VSC)」を標準装備しているため、カーブの横揺れも軽減されました。

ところで、路線バスや観光バスに乗っていると、エンジンの音って結構うるさいと思いませんか?
新型コースターは走行中のノイズレベルが下がりました。
エンジン回りに防音材を使用したことで、乗車中に感じる静粛性が向上。
バス内のおしゃべりもより楽しめそうですねー!

気になる最新マイクロバスの乗り心地は?

乗り心地が良くなったと言っても、マイクロバスって基本的に送迎用として使われることが多いし、実際どうなの?
という疑問を解決するため、試乗会に申し込んで新型マイクロバス「コースター」に乗ってきました!

まずは、旧型マイクロバスに乗車。
まあまあ、マイクロバスはこんな感じだよね、観光ツアーバスに比べるとやっぱり狭いよねって感じ。

旧型コースターの車内

旧型コースターの車内

続いて、新型マイクロバス・コースターに乗車。
座った感じ、全然違う!!!
座り心地、よくなってる!!!

新型コースターの車内

新型コースターの車内

低反発のクッションシートが程よく硬くて、フィットする感じ。
窓側のひじ掛けも、ささやかながら、なかなか快適。しかもなんか触り心地が良い!スエードっぽい。
新型マイクロバスコースタの座席

マイクロバスの車内

窓側のひじ掛け部分。なかなか快適

窓が大きくて解放感すごい~~。
しかも旧型に比べるとうるさくない。

マイクロバスの車窓

マイクロバスの車内。大きな窓が開放的。

正直バスマニアでもないと、違いなんてわかんないだろ~と思ってました。
見た目もさほど変わらないし。

やっぱり乗り比べるとわかりますね。。
車内の見た目がちょっと高級感ある仕様になってる分(EXタイプ)、視覚的にな印象も手伝ってると思いますが、「なんか広い気がする」んです。
※実際ちょっと広くなってます。

さすがに、長時間長距離乗るのはお尻も足も厳しいと思いますが、うん、新型マイクロバスの乗り心地は良い!
貸切マイクロバスで旧型と新型選べるなら、新型にする!

新しいマイクロバスコースターの販売は2017年1月23日から。
貸切バスですぐに新型車に乗るのは難しいと思いますが、乗り心地のよくなったマイクロバスに乗車できる日も近いかもしれません♪

■トヨタグローバルニュースルーム
http://newsroom.toyota.co.jp/

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