マイクロバスをレンタルして自分たちで運転する(2) 【高速道路でバスが故障したら】

自分たちでマイクロバスをレンタルするときの注意点

自分たちでマイクロバスをレンタルするときの注意点

合宿やキャンプ、BBQなど、大人数で出かける場合は、マイクロバスが便利ですよね。何台も車に分乗して行くよりも、みんな同じ1台に乗って、でワイワイ言いながら移動する方が、楽しいですし、何よりも経済的です。

公共交通と違って時間や行き先の制約もないし、まだ試したことがない方には、ぜひこの快適さを体感して欲しいです。

でも、そんな便利なマイクロバスですが、車だけレンタルして自分たちで運転していく場合にいくつか注意点があります。

前回は「酒気帯び運転」についてご紹介しました。2回目は高速道路等で車が故障してしまった場合の注意点について解説していきます。

高速道路でマイクロバスを運転中、故障や事故で車が動かなくなったら?

高速道路走行中の故障・事故

高速道路を走行中に「事故に巻き込まれた」「故障して動かなくなった」「タイヤがパンクしてしまった」。思わぬアクシデントで立ち往生することはよくあることです。

そんな場合、マイクロバスを路肩に停めて、非常電話で道路管制センターに連絡をします。この時、どのように退避しておくのが正解でしょうか?

  1. バスの中でそのまま待つ
  2. バスの外に出て路肩で待つ
  3. バスの外に出て、なおかつ、ガードレールの外側で待つ

正解は「3」。バスの外に出て、なおかつ、ガードレールの外側で待つのが正解です。さらに、後続車が停止しているマイクロバスへ追突する可能性もあります。

万全を期すためには、必ず停車しているマイクロバスよりも後方へ移動して待つようにしましょう。

正しい退避方法を知っていれば防げた悲劇「徳島自動車道」の事故

徳島自動車で起きたマイクロバスの事故

2017年8月25日徳島自動車道(徳島県鳴門市)で、故障のため路肩に停車していた貸切マイクロバスに大型トラックが追突するという事故が起きました。そして、この事故で、バスの運転手とバスに乗車していた高校生1人が死亡、2名が重傷、12名が軽傷を負いました。

乗客であった高校生たちは、神戸市で行われたオープンキャンパスに参加し、徳島へ帰る途中だったといいます。

大型トラックの運転手は、拘束時間の上限値(16時間)を超える勤務が続いており、事故当日も休憩を取らずに連続運転。結果、居眠り運転をし、事故を起こしてしまいました。

一方、マイクロバスの運転手も、乗客を乗せたまま約30分間、非常点滅灯を点滅させるのみで、発炎筒の点火や停止表示器材の設置を行っていませんでした

事故当日は大変暑い日で、エンジンをかけてエアコンをつけた状態で停止していたそうです。このため、「乗客を車外の安全な場所に避難させる」措置をおこなっていなかったようです。

その上、警察又は道路管理者に通報するといった措置をとっていませんでした

大型トラックはブレーキを踏むことなくそのままのスピードで追突。マイクロバスはガードレールを乗り越え、約6m下の斜面に回転しながら転落しました(引用元:国土交通省・大型トラックの衝突事故調査報告書より)。

事故被害が拡大した要因

  • 停車したマイクロバスの中に乗客が乗ったままだった
  • 後続車に停車を知らせる発煙筒や停止表示機材などの設置をしていなかった
  • マイクロバスの運転手は、故障で停車している旨を警察や道路管理者へ通報していなかった
  • バス会社は貸切バスの故障時に、乗客が乗車していた場合の具体的な対応措置について、規定していなかった
  • バス会社は故障を想定した対応訓練も実施していなかった
  • 発炎筒の使い方を、会社の研修で実際に練習したことがなかった

故障などで車を停車させなくてはいけない事態は、いつでも起こりうること。もし高速道路を走行中に停車させなくてはならない場合、どうしたら安全に乗客を退避させることができるのでしょうか。

事故や故障で貸切バスを路肩に停め、安全に退避する方法

高速道路での正しい退避方法

高速道路で停車することは、事故などによるやむをえない場合や十分な路肩幅がある道路の場合を除き、法律で禁止されています。

もし、車の故障などにより停車を余儀なくされた場合は、下記のことを守るようにしてください。

  • できるだけ道幅が広い路肩の端に車を停車させ、停車中はハザードランプを点滅
  • 停止表示機材や発炎筒を車両の後方、離れた場所に設置し、後続車に知らせる
  • マイクロバスの乗客は、停車位置よりも後方、ガードレールの外側へ退避
  • 携帯電話、もしくは、高速道路に設置されている非常電話から110番、道路緊急ダイヤル(9910)に連絡

退避する場合、車が走っていない側のドア(日本なら左側)から降りるように誘導してください。

バス会社から運転手付きでマイクロバスをチャーターした場合、運転手はまず運行管理者へ連絡し、指示を仰ぐとともに、これらの措置を速やかに行うことになります。

ただ、マイクロバスレンタカーを借りて、自分たちで運転していた場合。気持ちが動転してうまく対応できないこともあります。

徳島自動車道の事例のように、「高速道路上での故障・事故で退避する方法」を想定した研修や実地訓練を行っていなかったため、プロのドライバーであっても、正しい措置がとれませんでした

マイクロバスだけを借りて、自分たちで運転するのは、自由度の高く、格安で移動できるメリットはあります。その反面、事故や故障など思わぬアクシデントの際に、きちんと対応できない不安があります。

たとえ、日帰りの簡単な送迎であったとしても、アクシデントに対する心構えや正しい知識が必要であることを忘れてはいけませんね。

マイクロバスは運転手付きで、プロに任せれば安心・楽しい!

マイクロバスは運転手付きで借りよう

日帰りにせよ、泊りがけにせよ、楽しい旅行の帰り道はどうしても疲れが出てしまいます。高速道路はまっすぐな道が続くため、ウトウトと瞼が重くなってくる可能性大です。

マイクロバスをレンタカー会社で借りて、自分たちで運転する場合、運転する車の特性や整備の状況などを正確に把握できない場合もあります。高速道路でマイクロバスが故障することも想定しておかなければなりません。

大勢の命を預かるわけですから、まさに責任重大!レンタルバスに同乗する側も「万が一事故が起きたら」と不安な気持ちを抱く方も多いことでしょう。

そんな時は「運転手付きで貸切マイクロバス」を利用するのがおすすめ。きちんとした運行管理体制や安全研修に積極的に取り組んでいるバス会社を選ぶことです。

「レンタカー会社からマイクロバスを借りるより料金が高くつくのでは?」と思うかもしれません。でも実際に見積りを取ってみると、マイクルバスだけ(運転手なし)をレンタルした場合と比べると、あまり差がありません

普段運転し慣れていないマイクロバスをレンタルして運転するよりも、プロのドライバーさんにお任せして、安心・安全な旅行を楽しんでみませんか?子どもたちが合宿や試合で移動する場合の送迎なども、安心できますよね。

どうしてもマイクロバスレンタカーを自分たちで運転する場合の注意点

どうしても自分たちでバスを運転したい

「試合の終わり時間が読めない」「当日、行き先を自由に変更したい」「プロのバスドライバーがメンバーにいる」など、どうしてもマイクロバスだけ借りて自分たちで運転したいという場合。以下のことに留意して出かけましょう。

  • マイクロバスをレンタカー会社から借りた後、発煙筒や停止表示機材の有無を確認
  • 出発前に乗客を含め、万が一の場合の手順や連絡先を紙に書き、全員で確認する
  • ドライバーはしっかりと睡眠をとり、健康管理に気を配る
  • ドライバーは前日から帰宅するまで飲酒をない
  • 車両保険の他、旅行保険に全員が加入

できれば、交替ドライバーを確保してほしいところですが、それもなかなか難しいことでしょう。ちょっとした気のゆるみやハンドル操作のミス、運転への過信が事故につながります。

普段、バスの運転の仕事をされていらっしゃる方でも、運行管理者や会社からの指示が仰げないプライベートの運転。日頃ハンドルを握っているバスと異なる車両であることも念頭に置き、安全管理には最大限の注意を払うようにしたいものです。

自分たちでバスをレンタルして出かける場合、慎重に慎重を重ねて、どうぞ安全運転でお出かけください!

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