大型バスとマイクロバス、どっちを選ぶ?料金・人数・設備比較

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バスの種類

バスの種類

バスの種類:手前からマイクロバス、大型バス、大型バス(写真提供:アビコ西武観光)


バスを借りたい!と思ったとき、どの大きさのバスを借りたら良いのか、分からないことありますよね?

20人か25人か、もしかしたら、30人かも・・・。おおよその人数は分かっているけど、増えるかもしれないし減るかもしれない。
荷物が多くなりそう・・・全部載せられるの?

そんなとき、バスを利用する人数や荷物の量から、大型バスかマイクロバスのどちらを借りたほうがベストなのか考えてみました。

バスの利用人数から、選ぶべき貸切バスを考えてみる

始めに、バスの大きさや乗車人数など、おおまかに確認してみましょう。
まずはマイクロバスから。

マイクロバスの基本情報

マイクロバスのサイズは全長7m、車高2.6m、全幅2.1mとなっています。

メーカーと車種は、三菱ふそうトラック・バスが「ローザ」、日野自動車が「リエッセⅡ(トヨタ・コースターのOEM)」、いすゞ自動車が「ジャーニー(日産・シビリアンのOEM)」です。

運転手つきでマイクロバスを借りる場合は、乗車定員は20名前後(補助席を含めると26~27名)
レンタカー会社でマイクロバスだけを借りる場合、運転席・助手席・補助席を含めて26~29名乗りが一般的になります。

マイクロバスの座席表

マイクロバスの座席表


マイクロバスの車体は、観光バスに比べるとコンパクトなので小回りが利きやすく、バス料金が他の大きさのバスよりもリーズナブルなのが特徴。
冠婚葬祭、空港、ホテル、病院、ゴルフ場などの施設利用者のための送迎など、短距離の移動によく使われます。

▼関連記事
≫マイクロバスのサイズは何m?バスタイプ別サイズ比較

大型バスの基本情報

一方、大型バスのサイズは全長12m、車高3.7m、全幅が2.5m

製造メーカーの三菱ふそうトラック・バスの大型観光バスは「エアロエース(ハイデッカータイプ)」「エアロクイーン(スーパーハイデッカー)」の2種類です。
かつて製造していた「エアロキング(2階建てバス)」は、燃費が悪いことや維持費が高額なことから、貸切観光用として所持・運行しているバス会社はまずありませんので残念ですが借りることはできません。

また、日野自動車の大型観光バスは「セレガ」、いすゞ自動車は「ガーラ」。
どちらもジェイ・バス(日野自動車といすゞが合併で設立したバス車体製造会社)で製造されているので、実は同じバスなんです!

大型バスの乗車定員は43~45名、補助席含めて53~55名のものが主流です。
まれに補助席を含め60名乗りの大型バスがありますが、特殊な車両になりますので、所有しているバス会社は大変少なく借りにくいタイプになっています。

大型バスの座席表

大型バスの座席表

大型バスは大人数での観光地への長距離移動、宿泊を伴う旅行、遠征などでよく利用されます。荷物が多くても、貫通式トランクがあるので安心ですね。

ちなみに、マイクロバスより一つ上の大きさのバス、中型バスというのもあります。27名乗りが主流で、補助席はついていないことがほとんどです。
これらのことから、25名程度なら補助席を利用してマイクロバスを利用するのもあり。
27名までなら中型バスもOK。28名を超えるなら大型バスを利用するということになります。

人数がはっきりしない場合は、マイクロバスと大型バス、両方で見積もりをとることも可能!依頼する際に「両方で見積もりをお願いします」と備考欄などに明記しましょう。

この段落のまとめ

  • 乗車定員25名以下なら、補助席利用でマイクロバスがリーズナブル
  • 27名以下なら、中型バスなら正座席で乗車可能
  • 28名以上なら、大型バス

人数は20名程度、でも荷物が多い場合はどの種類のバスを選ぶ?

マイクロバスは大型バスや中型バスのようなトランクルームはありません。手荷物以外の荷物があるときは、座席をつぶして置くことになります。
席の上に荷物を置く場合、2席分でスーツケース3~4個ほど置けるので、乗車定員は10~14人までが目安になります。

マイクロバスに定員数いっぱいの20名で乗車して、1人あたり1個のスーツケースを持っているような場合は、座席をつぶしても荷物を置ききることができません。
この場合は、一つ上の中型バスを借りて、荷物はトランクルームに入れるようにしましょう。
ただし!海外からのお客様で1人スーツケース2個とか、おみやげがいっぱいある、というような場合では、中型バスであってもトランクルームに入りきらないことがありますので注意が必要です。

「補助席や通路に置けばいいのでは?」と思われる方もいると思いますが、バスの安全に運行にあたり、通路や補助席に荷物を置くことはできませんのでご注意くださいね。

▼関連記事
≫BBQ・海水浴など、マイクロバスに大荷物を載せる方法

この段落のまとめ

  • マイクロバスにはトランクが無い
  • マイクロバスで座席の上に荷物をのせる場合、定員数は10~14名が目安
  • 荷物が多い場合は中型バス~大型バスがオススメ

どっちがお得?マイクロバス2台 VS 大型バス1台

  
さて、みなさんは30人~35人ほどの人数でバスを利用するとき、マイクロバスを2台借りるのと大型バス1台借りるのどちらがお得だと思いますか?

マイクロバスは他のバスよりもバス料金が安いし、大型バス1台借りるよりマイクロバスを2台借りたほうが安そう!と思うかもしれません。
でも貸切バス料金のしくみ上、マイクロバス2台よりも大型バスの方が安く借りられることが多いんです。

貸切バス料金は「バスを実際に走らせた距離×距離単価」と「バスを使った時間×時間単価」を合わせて算出します。
この時間単価というのは、主にドライバーさんの人件費となるため、距離単価よりも高く設定されています。
それに加えて、貸切バス料金とは別に、バス1台につき有料道路料金と駐車場料金などの実費がかかります(利用しない場合は不要)。

例えば、平日の東京出発で日帰り旅行、約240km・9時間バスを利用した場合を想定してみましょう。
マイクロバス1台あたりのバス料金は67,000円。
高速道路や有料駐車場も利用し、14,700円かかったとします。
(料金は国土交通省が配布する“運賃・料金簡易計算シミュレーター”で算出した下限金額を四捨五入して使用)

マイクロバス1台分の料金コスト(67,000円+14,700円)×2台分で、合計163,400円かかるという結果になりました。
30人で利用した場合、1人当たり5,447円です。

では次に大型バス1台ではどうでしょうか。

同条件で日帰り旅行をしたときのバス料金は95,000円。
高速道路や有料駐車場は23,080円で、合計で118,080円でした。
30人で利用した場合、1人当たり3,936円です。

1人当たりが支払う値段の差は1,511円。
マイクロバスを2台借りるよりも、大型バス1台借りたほうがお得という結果に!

日帰りならその値段の差は大きくないと感じるかもしれませんが、1泊2日となると、ドライバーさんの宿泊費が実費としてかかります。
そうなるとマイクロバス2台では、2名分の宿泊費がかかることになりますので、大型バス1台の方がぐんとお得ですね!

この段落のまとめ

  • マイクロバス2台と大型バス1台なら、大型バス1台のほうが安い(同行程の場合)
  • 理由1:バス料金の他に、高速料金や駐車場料金がバスの台数分かかる
  • 理由2:1泊2日の予定だと運転手の人数分の宿泊費もかかる

ピストン輸送する場合は、マイクロと大型どちらがお得?

送迎利用で、乗客をピストン輸送させる場合は、どちらが安く借りられるでしょう?
送迎の仕方によって選ぶのがポイントです。

イベント(コンサートやサッカーの試合など)の時間が決まっていて、一度に大勢運ぶようなケースなら大型バスがオススメです!
例えば送迎人数が100人にいると想定したとき、補助席を含んで50名乗れる大型バスであれば、100名を2往復で送迎することが出来ます。

1度に運ぶ人数が25名程度(工場送迎やコミケなどの大きなイベント送迎など)で、1時間おきに駅と会場を往復してほしいという場合なら、マイクロバスの方がリーズナブルです。

バス選びで注意しなければならないこと!

バスでよく見る補助席ですが、みなさんは座ったことがありますか?

ツアーや遠足などでバスに乗った時、補助席に座ることはまずないと思います。補助席はあくまで補助的なもの。あまり座り心地も良くありません。
長時間の移動ではかなり疲れますので、全員が正座席で座れる大きさのバスを選びましょう。

また、マイクロバスは製造年数が古いものだと補助席にシートベルトがついていなことがあります。
「道路運送車両の保安基準等」が改正になり、今後は補助席にもシートベルト設置と着用が義務付けられます。
ついていない場合は、座席として利用することはできないのでご注意を!

もう一つ、座席と座席の間のスペースにも注目してみましょう。
マイクロバスの場合、座席のシートピッチ(間隔)は約75㎝ほど。
シート(座面)の奥行は41㎝程度なので、足元のスペースはだいたい30㎝ぐらいでしょうか。前の座席との間隔は思いのほか狭いので、大柄な男性が多い場合はマイクロバスの乗車はちょっと窮屈です。

大型バスのシートピッチ

大型バスのシートピッチ

一般的な大型バスの場合、座席のシートピッチは約87.5~88.5㎝(正席45名乗りの場合:2列×10列+後部座席5席)。
足元のスペースはだいたい46~47㎝程度になりますので、マイクロバスよりもゆったりと座れます。
(シートピッチはバスの座席数やサロンタイプなどの仕様によって異なります。また、シートの奥行も異なるため、おおよその目安とお考えください)

正座席に座ったとしても、足元のスペースが狭いマイクロバスでは、長距離移動では疲れやすくなります。
人数や荷物だけではなく、移動にどの程度の時間がかかるのかも考慮してバス選びをしましょう!

この段落のまとめ

  • 長時間の移動は、補助席は使わない方が良い
  • 補助席にシートベルトが付いていない古いマイクロバスだと、そもそも補助席の利用不可
  • マイクロバスは、前の座席との間隔が狭いので男性には窮屈かも

バスの設備はどんなものがあるの?マイクロバス VS 大型バス

「テレビ番組でよく見かける、コの字型になったバスの後部座席(サロン席)で、出演者が楽しくお喋りしている場面。あれってマイクロバスでもできるの?」
「宴会でお酒を飲むからお手洗いが心配。トイレ付きのバスはある?」
「バスでの移動中、テレビやDVDを見たい!マイクロバスについている?」
「お酒や飲み物を冷やしておく冷蔵庫やクーラーBOXはついている?カラオケは?」

バス旅をより楽しむために、バスの設備はどんなものがあるのか知っておくと、自分たちに合ったバスを選ぶときの参考にもなります。

サロンタイプのバス

大型バスのサロン席

大型バスのサロン席(写真提供:オリエント交通)


まず、バスの後部座席がコの字型になるサロン席。
後ろの4席が回転するタイプと、8席が回転するタイプの2つがあります。

大型バス・中型バスの他に、小型バスでも変更できる場合があります。
じゃあ、マイクロバスは?と思う方もいると思いますが、現在、マイクロバスでサロンタイプに変更できるものはまずありません。

サロンタイプを希望する場合は、大型バスか中型バスをオススメします。

トイレ付のバス

次にトイレ付のバスですが、バスの大きさに関わらす、ほとんど無いと言っていいほど数が少ないのです(ついている場合でも大型バスのみ)。
借りることができた場合でも、トイレの洗浄や処理に手間や費用がかかるため、通常よりバス料金は高くなります

どうしてもトイレ付バスじゃないとダメ!という場合以外は、トイレ休憩を多めに入れましょう。
道中のSAなどにこまめに立ち寄る行程をお作りしますのでご安心を♪

バスの基本設備

テレビやDVD、クーラーBOXあるいは冷蔵庫、カラオケ等は、大型バス・中型バスであればほとんどの車両に装備されています。

ただ注意しなければならないのが、DVDをバス車内で視聴するとき。
著作権法により、バス車内は”公共の場所”と定められていますので、購入、あるいはレンタルした映画やアニメなどは、バス車内では視聴できないのでご注意を。
(一般的な市販・レンタルの映像ソフトには必ず「このソフトは家庭内での視聴に使用目的を限って許諾されているものですので…」と注意が入っているので確認してみてください)。

また、ご自身で撮影した映像などは視聴可能ですが、バスに装備されているDVDデッキで再生できるとは限りません。
あらかじめ、バス会社にDVDを郵送で送るなどして、再生可能かどうかを確認するようにしましょう。

マイクロバスの車内装備は、基本的に送迎用で使用されることが多いので、大型バスのように充実していないことがほとんど。
クーラーBOXまたは冷蔵庫、マイクぐらいは装備しているようなので、事前にバス会社に確認を取りましょう。  

この段落のまとめ

  • サロンバス希望なら、大型バスもしくは中型バス(マイクロサロンは無い)
  • トイレ付バスは数が少ないので借りられない可能性大!
  • マイクロバスは大型バスに比べて設備が少ない

マイクロバスと大型バスの選び方まとめ

大型バスを使ったほう良いのか、それともマイクロバスでいいのかの選び方は、人数だけでなく、荷物バスの使い方によって変わってきます。
バスの旅をより楽しく快適なものにするために、紹介した注意点や、ポイントなどを参考に自分たちに合った大きさのバスを見つけてください!

「マイクロバス牧場」では、マイクロバスだけではなく、大型バス・中型バスの見積もりも取れます!
バスタイプ別に見積もりを取り寄せて比較することもできるので、気軽にお問合せください。

※20~25名乗れる小型の観光バスもありますが、すでに各メーカー製造終了。所有しているバス会社が少ないので、予約が取りにくいバスになっています。
※11~13名乗りのミニバス(コミューター)もありますが、こちらも所有しているバス会社がほとんどありません。
※小型バスもミニバスも、マイクロバスと料金はまったく同じ。所有台数が多く、手配しやすいマイクロバスをオススメします。


▼貸切バス比較特集
バスの種類まとめ | ミニバス | 小型バス | 中型バス | 大型バス

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